夫婦が大切にしなければならない二つの言葉とは?

「離婚」とまではいかないものの、心が通わず相手のことを思いやる気持ちが薄くなってしまった夫婦は、実はたくさんいます。あまり会話がはずまず、性生活もおざなりになり、中には、まったくのセックスレスになってしまっているカップルもあります。会話の少なさとセックスの少なさとは関連がありますので、はたから見てもセックスのない家庭はすぐにわかるものです。

関係のこじれてしまった夫婦が、やり直すために必要なのは何でしょうか? 一番簡単な方法は次の二つの言葉を使うように心がけることです。「ありがとう」と「ごめんなさい」です。

ありがとう何て言ったことも言われたこともない!?

「ありがとう」という言葉は意外と普段使わないものです。友達どうしや会社の同僚との間では、「サンキュ」ということはあっても「ありがとう」とはなかなか言いません。誰かにおごってもらったときなどにも「ごちそうさまでした」と言っても、「ありがとう」とはあまり言いません。当たり前なのに、実際にはそれほど使わない言葉なのです。夫婦の間では、もちろん使いません。

夫が妻に、妻が夫に何かしてあげることは「当たり前」になってしまうので、「ありがとう」という機会が少ないのです。「夫婦なのにどうして、ありがとう、なんて言わなければならないの?」と考えている人もいるでしょう。いっしょに暮らしているのだから、お互いに毎日少しずつ支え合っているもの、ギブアンドテイクの関係なのだから、いちいち御礼などいうのはおかしい、と考えるのは、ある意味では仕方のないことかも知れません。

しかし、ふだんあまり使わない言葉だからこそ、とても貴重なのです。仕事をしている夫の方は、少ないにしても時々は感謝の言葉を受けとります。しかし、妻の方はめったに言われることはありません。

ごめんなさい、もなかなか使いません

他人に対して「ごめんなさい」という言葉を使うケースは時々あるでしょう。道を歩いているときに誰かとぶつかれば「すみません」とか「ごめんなさい」と言います。しかし、家庭の中ではあまり使う機会がないものです。実際には、使った方がいいケースがあるにもかかわらず、「妻に詫びる必要はない」と考えているために、言葉にはされません。

たとえば、思いのほか帰宅が遅くなるとき。「今日は遅くなるから」と電話するだけです。こんなときに、「ごめんね、今日は遅くなるから」と言うと、受けての気持ちは良くなります。「ごめんね」とつけないと、「なんなのよ、待ってたのに」となりますが、一言ごめんね、とつければ「まあ、仕方がないか」となります。こんな小さなことで、受け手の気持ちはがらりと変わってしまうのです。

夫婦の間には、「ありがとう」とか「ごめんね」と言うべき機会はたくさんあります。できる限り使うように心がけることで、相手の気持ちを柔らかくすることができます。知らず知らずに、お互いの心が歩み寄り、わかりあえるようになるものです。中年になって心が通わない、セックスレスになったと感じたら、この二つの言葉を使うように意識してみましょう。