自分の価値観からフリーになってみませんか?

結婚相手の条件に「価値観の合うこと」をあげる人はとても多いです。価値観が合うと、「フィーリングが合う」「一緒にいて楽しい」「セックスの相性がいい」ということにもつながります。一方で、離婚の理由としてもよくあげられます。「価値観が合わなかった」という理由で別れるカップルもとても多いです。つまり、価値観が合うと思って結婚したのに、結果的にあまり合わなかったということなのでしょう。

しかし、価値観がぴったり一致する相手などという人はいるはずがありません。むしろマッチしないのが普通です。「合わない」と悩むのはナンセンスで、「どうしたら合わせられるのか」を考えるべきなのです。

結婚に対する理想像はそれぞれ異なっているものです

「夫とはこうあるもの」「妻とはこうあるべき」「家族とはこうあるべきもの」「親とは…」と誰しも、結婚した後の家庭生活についての、ひとつの「あるべき論」をもっているものです。これもひとつの「価値観」ですが、夫婦も「性格の不一致」の原因のひとつに、これがマッチしないことがあげられます。自分が相手に「こうして欲しい」「こうあって欲しい」と望んでいることと、相手の行動とが一致せず、なおそうとしてもなおせない、そんなときにフラストレーションがたまります。そうして、価値観が合わない、とか、「結婚する相手を間違えた」と感じるようになっていきます。

「父親は日曜には子どもを連れて遊びに行くもの」という価値観を持っている妻は、「疲れた疲れた」と一日中ゴロゴロしている夫を見て幻滅します。仕方なく、母親である自分が子どもを連れて外出することになり、「なんでもかんでも私がやらなければならない」と不満を抱くことになります。しかし、これは一方的な見方です。夫にしてみれば、「日曜日は仕事の疲れを癒す日」という価値観を持っていることもあります。「十分に休みを取って、また月曜日から一所懸命働き、家族を幸せにするのが自分の使命」と、「家族のために」休んでいるのかも知れません。

価値観の歩み寄りが大切です

配偶者が自分の思う通りに動いてくれない時には、少しだけ考え方を変えてみるとうまくいきます。「私は日曜日には家族とレジャーを楽しみたいけれど、夫は残業続きで疲れているみたいだから休ませてあげよう。年に1度か2度はなんとか連れて行ってあげよう」などと考えれば、不満を解消することができます。

「価値観」というのは「正しい、正しくない」と決められるものではありません。一種の「好き、嫌い」ですので、自分と異なっているからといって、相手が悪いわけではないのです。それなのに、相手に避難したり責めたりするのは筋が違います。異なっている点をすり合わせて、お互いにあゆみ寄ることができれば、必ずうまくいきます。

価値観は一致しないもの。合わないからと相手を切り捨てるより、自分自身の価値観からフリーになって、相手に歩み寄ることが大切です。それによって、夫婦関係はどんどん発展していくのです。「熟年離婚」にならないようにするには重要なことです。