自分の部屋を作って「夫婦の距離感」を保とう

それぞれの夫婦には、それぞれの距離感があります。若いうちは「近くにいたい!」と思っていても、年齢を重ねるごとに「自分のスペース」が大切になり、心はつながっていてもある程度の距離を取るご夫婦が多いでしょう。

これは老後をどう生きるか考える上で非常に重要なことです。とくに定年退職して子供も独立し、夫婦2人だけの生活が始まったなら、なおさら距離感を大切に穏やかな人生を送りましょう。

定年後は自分の部屋を持つ

定年退職して、一日中、家にいることが許される身分になりました。この時に夫婦でもめることがよくあるそうです。妻からすれば、「昼間は夫がいない時間帯」であったため、完全に自分のペースで物事を進めてきたわけです。そこに夫の存在が加わると、「それまでずっと、心地良いと感じてきたペースが乱される」こととなり、それが大きなストレスに発展していくこともあります。実際、そのストレスに耐えられなくなって熟年離婚をする夫婦もいます。

そこでオススメしたいのが、「自分の部屋を持つ」ことです。リビングは妻に占拠させておきましょう。それまでずっとリビングで過ごしてきたのですから。余っている部屋があればそこを書斎として使っても良いですが、子供部屋が空いていればそこを使いましょう。

部屋の準備、掃除は自分でする!

距離感を取る上で大切なのは、「妻の負担を増やさない」ということです。たとえば子供部屋を自分の部屋にする時も、おそらく子供が使っていた当時のままになっているか、あるいは物置として使われていることでしょう。それを自分の部屋に改装するのですが、荷物の整理、運びだし、新しい家具等の搬入、掃除、これらすべてを自分一人でやっておきましょう。

とくに、普段の掃除を妻に任せているようではダメです。「あの部屋は2週間に1回の掃除で良かったのに、旦那が使いだしてから2日おきに掃除をする羽目になった…」というように、家事の負担を増やしては妻の不満も高まるばかりです。

距離感を保つには、お互いが足を踏み入れない領域を作ることが大切です。たとえ掃除のためとは言え、妻を自分の部屋に入れることは出来るだけ避けてください。

もう1つ注意したいのが「音」です。家の2階に自分の部屋を作る場合、防音対策は考えておきましょう。とくに音の出る趣味(ギターなど)をする場合は、音が妻のストレスにつながることもあります。大事なのは、妻に「ほっておいても大丈夫♪」と思ってもらうことと、それまでの妻が暮らしてきた昼間の環境を壊さないことです。

夫婦の距離感を作ることは大切なのですが、「自分の部屋を作る」という方法で簡単に距離を置くことが出来ます。大切な部分を下にまとめてみました。

■自分の部屋を作る
■自分の部屋の準備は自分でする(それまであった荷物の運びだし、掃除など)
■防音対策を考える(とくに、音が出る趣味を持っている場合)

そして自分の部屋が出来たなら、以下の点に注意しましょう。

■妻に「ほっておいても大丈夫♪」と思ってもらう
■それまで妻がすごしてきた昼間の環境を壊さない

上記の点をしっかり守っていれば、自然といい距離感が出てきます。そして長年連れ添った夫婦の場合、距離感があった方がデート回数も増えると言われています。適切な距離感のもと、お互いが心地よく暮らせる環境を整えましょう!