芸術が本当に理解できるのはこれからだ!

子供のころや青年時代に、有名な画家の絵を鑑賞して何も感じなかった人は、とても多いです。ピカソもモネもマネも、ゴーギャンもゴッホも、「うまい」とはわかっても、「すごくいい」とは思えない。それは、「絵を見る能力がない」のではありません。たまたまわからなかったか、あなたとその絵の相性が悪かっただけです。

芸術的な感性は年齢とともに変わるものです。知能や経験とも関係します。歳をとればとるほど鋭くなっていくものです。これから老後にかけては、「見る目」がぐんぐん育っていく年代。こういう時期に才能に磨きをかけないのはもったいない。美術館を巡って、自分の審美眼を育ててみませんか?

どんな絵画を鑑賞すればよいのか

見るべき絵が何なのかはわかりません。何度もいくつか見ているうちに次第に分かってくるものです。現代の絵画が良いのか、古いものが良いのか、日本のものか中国や西洋のものか。油絵か水彩画か水墨画か版画なのか。

まずは、何をみるかを決めないで色んなものにチャレンジしてみましょう。あちこち美術館を訪ねているうちに、ある時ふっと、お気に入りが見つかることもあります。東京には数多くの美術館がありますが、そのうちのいくつかを紹介します。

国立西洋美術館

台東区上野公園内にあります。中世末期から20世紀前半の西洋絵画、フランスの近代彫刻を中心に常設展があります。ミケランジェロ展、レンブラント展、システィーナ礼拝堂展など有名画家の展覧会が毎年開催されています。

東京都美術館

台東区上野公園にある都立美術館です。毎年、メトロポリタン美術館展、エル・グレコ展、ターナー展などの有名美術館や画家の展覧会が開催されています。一般の公募展などもあり、将来の有名画家の絵をみることもできます。

東京都現代美術館

江東区三好にある公立美術館。アンディ・ウォーホルの版画「マリリン・モンロー」など近代絵画の名作を収蔵しています。ユニークな展覧会を開催しており、「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」展などマンガ・アニメやファッションの展示もあります。

国立新美術館

2007年に六本木にできた新しい美術館です。公募展や企画展中心の美術館です。アメリカンポップアート、印象派など、次々とユニークな展覧会が開催されています。

東京都写真美術館

目黒区三田にある公立美術館。写真をメインとした珍しい美術館です。近代写真家の展覧会や、北海道・東北の開拓史などの企画展も開催されています。

自分の秘めた芸術センスを引き出すために、美術館巡りをしてみましょう。驚くべき才能を発見できるに違いありません。